夢の中で遊ぶ

アラサー主婦の心の中

何もない道の上

暇なんだ。

楽しいことないかな。

 

この世の善も悪も全部が暇潰し。

 

なんのために生まれてきた?

人を幸せにする、そんな力が私にあるのでしょうか。

 

今は自分の幸せすらもわからない。

 

アタマ沸いてるなんて言われたけど、今夜の私は冷静だ。

 

だって悲しみで濡れているから。

 

都合のいい言葉や、抱擁に甘やかされて

忘れてしまいたくなる痛みを

 

あなたを思い続けたまま生きることの苦しみを

 

胸に矢が刺さったまま歩く。まっすぐに。

 

 

 

もしも私を理解してくれる人がいたら、

その人を心から愛することができるでしょうか。

 

私にとっての愛と誰かにとっての愛

 

全く同じものじゃないと知ったのはいつのことだろう。

それでもしばしば自分が求める愛を願ってしまう。

 

かわいそうな幼子の面影が胸に沁みこむ

それはあるときはつまらない自分のよう

 

歩き続け、あなたを待ってる

 

 

言葉にできない

喉がつまっていく

 

それは悲しみを抱えたせいなのか

 

それとも一筋あなたを思うからなのか

 

あなたが好きなのに

本当に何を伝えたいのかがまだ見つからない

 

雨のなか夢中で探しまわっても

ただ体が冷えていくのがわかる

 

疲れはててベッドにうつ伏せになって

 

ゆっくりと眠りへと落ちていく。

 

そこでみた夢は違う人の夢

なんだってどうだって今はあたたかければ

 

虚像が私を包む

何を聞いても答えてはくれない

会話を諦めた

孤独が何を救うんだろう

 

必要だからそこにあるもの

私は誰かにとっていいものなのかな

 

去っていく

ここを捨てて

なにも掴めないまま

ひとときのぬくもりを知った

大事だと思えるものすらも

放棄して

 

狩り場へ潜む

息を殺して

 

私は引き金を引いた

銃声がそこらじゅうに響いて

何かが死んだのかな

夜明けたったひとりで

恐怖は感じない

 

 

歌を歌った

狭い部屋で

薄暗く照らされた壁紙の模様

真鍮の装飾

誰もその椅子には座っていない

ただ自分のために歌を歌った

 

涙が出ないと相談にきた少女

愛する人の帰りを待っているうちに

感情を忘れた少女

 

彼はもう来ない

ただ下を向いている

そう言って1パーセントの希望をまだ持っている